■歯医者と私の破廉恥■ ：

「ぁぁぁぁ･･･」

「これ痛かった？ごめんごめん」

先生が言った。

かかりつけの歯医者は５０くらいなんだけど

関西弁でとてもやさしい。

正統派なんだけど、私からすればなんだかプレイボーイ風。

選りすぐりのきれいなアシスタントの若い女の子を引き連れているから

そう見えるだけかもしれないけど。

マスクの雰囲気もかっこいいし。


そんな先生は、私からすれば、とても性的魅力にあふれている男性だと思う。

なんてったって私の顔に覆いかぶさって

私の口をいじくりまわしている時が一番いやらしい。

ﾏｲﾝﾄﾞ･ｵｰｶﾞｽﾞﾑをしてしまいそうになるくらい。



小さい頃からのかかりつけで

あの頃は、おじさんとしか思ってなかったのに

最近２３にもなって改めてその歯医者にかかると

なんか恋に落ちてしまったみたいで

こまってしまう。

なんか彼はｾｸｼｰで

私の欲求がどんどん膨らむ。




そんな風に思っていて

ふと気がついたら、先生と私は全裸で同じベッドに横たわっていた。

一体何がおこったのか、まったくわからないが、

すでにすごくエッチな気分だったのは確かだ。

「これ、痛い？」

先生が言った・・・。

「痛く・・・」

と答えようとしたら、

目が覚めた。





私の不謹慎な欲望というか、ありきたりな想像力というか、欲求不満さというか、

そういうのがうまく反映されすぎていて怖い。



でも、目が覚めたのにしばらくずっと、エッチな気分でした。